モデナ★マイスター

爆音スイッチを室内に移設した。

以前、自家製の爆音スイッチをワイヤレス化して、運転席からリモコンで切り替えるように変更したのですが、 ワイヤレスユニットが車の最後端に付いているので、リモコンを運転中に後ろに向けて操作をしなければなりません。 おまけに走行中ですと、センターコンソールに置いてあるリモコン本体を、手探りで探さなければならないため、 思ったより使い難いことが分かりました。そこで今回はスイッチを室内に移設してみます。

移設の位置はセンターコンソールの中に空いているスイッチホールがありましたので、ここに持ってくることにします。 まずは四角の穴のサイズを測ってみると、縦が32mmで横が20mmでしたのでそれに合うスイッチをネットで探します。 いちばん近いのが、NKKスイッチズJW-L21RKKというもの、縦が29.5mmで横が20.5mmなので横を1mm削れば入ります。 左右のバルブは別コントロールなので、2極単投型でなければなりません。

さて、ここからが大変です。元々の手動スイッチも、ワイヤレススイッチもこのあたりに取り付けていますので、 ここから室内まで配線を持ってこなくてはなりません、当然アンダーカバーを外さないと室内には取り込めないので、 配線の作業だけでも、楽に3時間はかかります。作動電力は小さいので、太い線は必要ないのと、 室内までの通路が曲がりくねっているため、できるだけ柔らかく、細い線の4芯タイプを5m買ってみました。

配線が室内まで通りましたので、コンソールを外します。後ろ側はこの赤〇の部分にボルトがあります。 レザーのクッションを剥がせば、見えますので、そのボルトを外します。

前側は、シフトゲートを留めている4本のネジ(赤〇)を、プラスドライバーで外せば上に抜けて、その下にボルトが現れます。 中間は灰皿(黄〇)の中身を外して、その底に付いているプラスネジを外せば、灰皿自体が外れますので、その下にボルトが現れます。つまり3ヶ所で留まっているだけです。今回の作業はスイッチホールを大きくして、スイッチを入れて配線するだけなので、 コンソールは必要に応じて浮かせるだけです。

後は横穴を1mm削りましたが、材質がプラスチックなら簡単ですが、モデナはアルミなのでちょっと怖いです。 縦は穴の方が大きいので、当初はエポキシで埋めて、小さくしようと思っていましたが、 スイッチは、かなりがっちり入って動きませんでしたので、何も加工はしませんでした。 完成後にテストしてみましたが、何とオンオフが楽なことか。リモコンと違って位置が動くことはないので、 スイッチはここにある、という感だけで操作が可能です。配線だけは大変ですが、移設して良かったと思っています。

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