自動車のヘッドライトの光軸調整作業専用レンチです。先端形状がカムアウトしにくい設計です。この製品自体はかなりの優れものです。これをモデナでは左右調整に使いますが、私の車はこのレンチを刺して回しても、硬く乗り切れないところがあります。そこで空転し数回やると、何とか乗り切りますがプラの部品が壊れそうです。
このツールは、KTCのADR10です。
という訳で、電球交換用のサービスホールから観察してみると10mmの六角で下の歯車が直接回せそうです。しかし、ここはかなり狭く小型のラチェットも入りません。眺めること15分...インナーフェンダー黄色の部分に穴を開ければアクセスできそうな気がしてきました。
その後インナーフェンダーを取り付けて、確認してみました。見事にバリバリ言いながら、硬い部分も乗り切ってグイグイ回ります。実際の調整もステアリングをどちらかに全部切れば、ここには手の入る空間ができます。 あとは蓋をどう作るか、考えれば良いだけです(^_^;)
気を良くして、右ライトも穴を作ろうと確認したら、この部分は左右のライトで構造も位置も違うため、穴を空けることはできません。しかし、左右調整機構は右ライトの方が軽く回るので、先ほどのレンチで簡単に調整できます。