モデナ★マイスター

フロントサスペンションの交換方法(ノーマル戻し)

車検が近づいてきたので、車高をノーマルに戻します。元々モデナには純正車高調が入っていますが、毎車検ごとに調整するのが面倒になったので、今回は以前ヤフオクで純正ストラットごと買って、調整してストックしておいたモノと交換します。

フロントのノーマル車高は、赤線部分が70mm、それを通常は50mmにしています。ちなみにリアのノーマルは60mmですが、 それを24mmにしています。レバー比を無視すれば、普段はフロント20mmダウン、リア36mmダウンで走っていることになります。今回は車検用の交換ストラットなので、割り切った75mmに調整してあります。

まず前両輪をジャッキアップしウマを掛け前輪を外します。今回は車高を「上げる」ので、前画像の左ストラットを使います。ストラット上部を車体に取り付けてある、上側2本のボルトを緩めて外します。17mmのソケットレンチで比較的簡単に外れます。 (これはリアの画像ですが構造は同じです)

次はショック下側のナット(19mm)を外し、このボルトを抜きますが、このようなリンクになっているので抜くにはストロークが足りません。そこで黄丸のスタビライザーの固定ボルト(13mm)を外して、スタビごと前に引っ張って抜きます。このとき両前輪をジャッキアップしていないとテンションが掛かっていて怖いですよ。この部分は反対側も外さないとスタビは前には動きません。

この状態になれば、ストラットはどこにも止まっていないのでフリーになります。残りは電子制御をしているショックアブソーバーのカプラーです。これを10mmのスパナで外します。 (これはリアの画像ですが構造は同じです)

あとは交換用の純正ストラットを、この逆の作業で取り付けていき終了です。 最初は考えながらの作業だったので片側1時間かかりましたが、もう片方は30分で終わりました。

その後はジャッキダウンして、道路を10分程度ジグザグ走行で試運転して、戻ってきた状態がこの画像です。これなら陸自のマルチテスターにも楽々入ると思います。

自作の車検用90mm+3mm計(?)で、車高を確認してみました。 普段は70mmに満たない、フロント一番低いエアロのところでも、多分120mmは確保できていると思います。(実際は取り外しできるエアロは、90mm以下でもOKですが)

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